セロリには血圧降下作用がある

セロリは中国では芹菜と呼ばれ、古くから薬効の強い植物として知られています。

その作用は多彩で、血圧を下げる作用や浄血作用をはじめ、止血作用、利尿作用、神経鎮静作用、ケイレンをしずめる作用などがあり、高血圧、高脂血症、糖尿病、血尿、生理不順などの治療・改善に使われてきました。

こうした中で、特にいま高く評価されているのが、血圧降下作用です。

現代の中国でも、セロリの降圧作用は科学的に確認されています。報告によると、セロリのしぼり汁20ccに同量のハチミツを加え、1日3回各40ccを16人の高血圧患者に与えたところ、14人に血圧低下が見られました。

特に全高血圧の90%近くを占める本態性高血圧、更年期による高血圧に大きな効果があったそうです。

漢方でいうセロリジュース(セロリのしぼり汁)は、根と葉を除いた新鮮なセロリを、沸騰した湯に1~3分ほどひたして、しんなりさせ、こまかく刻んでしぼり汁をとったもの。

フードプロセッサーやミキサーを使えば、簡単にジュースがとれるでしょう。これを1日2回飲みます。